生産工程について

01. 種苗生産

隠岐産まれ、隠岐育ち

「隠岐のいわがき」養殖は採苗(イワガキの稚貝をコレクター(基質)に付着させること)から始まります。親には隠岐生まれのイワガキのみを用い、採卵の後、水槽の中にホタテ殻等を束ねたコレクターを沈めて、ふ化した稚貝が付着するのを待ちます。
無事、コレクターに付着した稚貝は1ヶ月程水槽で育てられた後、生産者の手に渡り、より餌が豊富な外海に移されます。

※種苗生産施設:(公社)島根県水産振興協会栽培漁業センター(西ノ島町)、海士町種苗センター(海士町)

02. 生産状況

雄大な自然に囲まれた隠岐の海で

生産者は稚貝の状態を見極め、それぞれの海域にあわせて筏や延縄に吊るすことで、さらに成長を促します。餌当たりが良くなるようイワガキ同士の間隔を拡げたり、フジツボ等の付着物を取り除いたり、イワガキが小さい時には網で囲って魚から守ったりと、日々の細やかな管理も欠かせません。
こうして出荷サイズとなるまで隠岐の清澄な海域で約4年間、大切に育てられます。

03. 出荷

「隠岐のいわがき」を皆様の元へ

長い年月をかけて立派に成長した「隠岐のいわがき」は3~6月に出荷の最盛期を迎えます。生産者が一つ一つ丁寧に磨いた後、紫外線殺菌海水で20時間以上浄化してから出荷します。(※浄化工程についてはこちら)
また、出荷前には身がしっかりと詰まっているかを確認し、最高の状態で「隠岐のいわがき」を皆様の元へ届けられるように心がけています。